Wave Pcm Upconvert Player のご紹介本ソフトの特徴・Linear PCM(.wav),ALAC(.m4a, .alac),FLAC,DSD(.dff, .dsdiff, .dff),AAC(.m4a, .mp4, .aac),MP3ファイルに対応し,アップコンバートを行いながら聴き心地のよい音質で再生することを目指したオーディオプレイヤーです ・量子化ビット拡張時に音を滑らかにする補間処理 ・サンプリング周波数変換 ・倍音を生成する高域補間処理 ・カーネルストリーミング,WASAPI(排他,イベント)を使用して再生 ・Waveファイルを出力する事が可能
本ソフトで使用しているライブラリなど・WaveIO7 ((C)mikeo_410) ・NAudio (Ms-PL) ・CUETools.Codecs.dll (Copyright (C)2009 Gregory S. Chudov) ※ ・CUETools.Codecs.FLAKE.dll (GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE, Copyright (C)1991, 1999 Free Software Foundation, Inc.) ※ ・FlacBox (Copyright (C)2008 notmasteryet) ※ ・refalac.exe (Apache License) ・Audio Tools Library (ATL) for .NET (MIT License, Copyright (C)2017 Zeugma440) ※ ・ALACDecoder [ALAC.NET] (BSD 3-clause "New" or "Revised" License, Copyright (C)2016 teekay) ※
※License フォルダに修正したソースコードを同梱しています。
【旧バージョンで使用していたもの】 ・E+X 様のライブラリ SounDecoder および SounDecoder Helpers FLAC Copyright (c) 2009-2011, E+X All rights reserved. ・Takuya Ooura 様の汎用 FFT パッケージより,「fft8g.c」のコードを一部修正して使用していました Copyright Takuya OOURA, 1996-2001
上記ソフトウェアを公開していただいている作者様に,この場をお借りしてお礼申し上げます。
動作要件・Windows 10/11 (.NET デスクトップ ランタイム 9.x が動作するWindows) ・.NET 9.x (.NET デスクトップ ランタイム 9.x) のインストールが必要です ・WPUP.exe (64bit版) ・WPUPx86.exe (32bit版、ほとんど動作確認を行っておりません。ご了承ください) ・カーネルストリーミングでは High Definition Audio デバイス での再生を確認できておりません ・フォントは,Microsoft Sans Serif,Meiryo UI,MS Pゴシック を使用しています
インストール・任意の場所に解凍後,WPUP.exeより実行してください。
アンインストール・フォルダごと削除して下さい。レジストリは使用しておりません。
ご使用方法
◆ メイン画面 § POWER アプリケーションを終了します。
§ F-SCREEN フルスクリーンウィンドウを表示します(再生中に選択可)。Escキーでフルスクリーンウィンドウを閉じます。
§ OUT FILE 設定画面の内容に基づいて,加工後のWAVファイルを出力します。4GBを超えるファイルはRF64形式で出力します。
§ △ 現在のトラックの先頭から再生します。
§ ▲ 現在のトラックの停止位置から再生します。
§ ■ 再生を停止します。
§ |▲ 1つ前のトラックを選択します(再生中は不可)。
§ ▲| 次のトラックを選択します(再生中は不可)。
§ SETTING 設定画面の表示/非表示を切り替えます。
§ PLAY LIST プレイリストの表示1/表示2/非表示を切り替えます。
◆ 設定画面 § Output bits 再生またはファイルに出力する量子化ビット数を選択します。 ・"24bit (24bit+8bit zero data)" 24bit精度の32bitデータを出力します。
§ Output samples 再生またはファイルに出力するサンプリング周波数を選択します。 ・"x1" サンプリング周波数の変更を行いません。 ・"Auto (~)" 入力ファイルに対して整数倍となる周波数を自動で選択します。 ・"Force (~)" 指定した周波数にリサンプリングします。
※リサンプリングを行う場合にデバイスが対応していれば元のサンプリング周波数の整数倍となるように設定することをお勧めします。
§ Harmonic setting "HARMONIC"が有効となっている際に指定した周波数以上に対して倍音生成処理を行います。0.01dB単位で強さを調整できます。また,トラックリストでの設定が優先されます。 ・"Auto" PCMの場合は入力ファイルの周波数以上に対して倍音生成処理を行います。 DSD64の場合は24000Hz以上,DSD128に対しては35000Hz以上の倍音生成処理を行います。 特に必要がない限り"Auto"を選択しておくことをお勧めします。
§ DSDtoPCM bits DSD形式のデータをPCM形式に変換する際の量子化ビット数を指定します。
§ DSDtoPCM samples DSD形式のデータをPCM形式に変換する際のサンプリング周波数を指定します。
§ Out file format ファイル出力時のファイル形式を指定します。
§ Output device 再生する方式(KS/WASAPI)およびオーディオデバイスを選択します。
§ BIT EXTEND 内部処理64bitへの拡張時に独自の補間処理を有効にします。
§ HARMONIC "Harmonic frequency(Hz)"で指定した周波数以上に対して倍音生成処理を行います。
§ NOISE SHAPE ノイズ・シェーピング処理により,低域側の量子化ノイズを高域側に移動させる事によって,可聴域の音質改善を図ります。 出力サンプリング周波数が48kHz以下の場合はノイズ・シェーピングを行いません。
§ READ ALL 1 ファイルの内容すべてをメモリに読み込んでから再生します。試験的な機能です。通常は無効の状態でご使用ください。 無効の場合は 1 ファイルの最大キャッシュサイズを 64MiB (67108864 バイト)として読み込みます。再生中のディスクアクセスを少なくしノイズの発生を抑えることと、ファイルサイズが大きなデータ読み込み時の応答性の確保・負荷の軽減を両立させることを目的としています。
§ COPY TO 入力ファイルをRAMディスクを想定した指定フォルダにコピーしてから再生します。RAMディスクにファイルを配置してから再生する手間を省くことができます。試験的な機能です。通常は無効の状態でご使用ください。
§ CLOSE 設定画面を閉じます。
◆ プレイリスト画面 § REPEAT トラックリスト全体を繰り返し再生します。
§ RANDOM-PLAY 再生時の曲順がランダムになります。
§ RANDOM-SORT トラックリストをランダムに並べ替えます。
§ SAVE PL 現在のプレイリストをテキストファイルに保存します。
§ ADD トラックリストにファイルを追加します。 ファイルをドラッグアンドドロップすることによって登録する事もできます。 フォルダをドラッグアンドドロップした場合は,そのフォルダに含まれるサポートファイルを検索して登録します。
§ DELETE 指定したトラックをリストから削除します。
§ CLEAR リストからすべてのトラックを削除します。
§ CLOSE プレイリストを閉じます。
§ その他 [Alt]+[↑]、[Alt]+[↓]キーでトラックを移動する事ができます
右クリックメニューにあるHarmonic設定により,トラックごとに倍音生成周波数と強さの設定が可能となります。 サンプリング周波数が96kHzのハイレゾ音源でも22000kHzや24000kHz付近で周波数成分が落ち込んでいる事が多く,そのような音源に倍音生成周波数を指定すると効果的にはたらきます。 SETTING画面よりもこちらの設定が優先されます。この設定はプレイリストに保存されます。
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